2023.12.16 青森県 冬の絶景!! 青森県 冬の絶景!! 冷たく乾いた木枯らしが吹き、日本に冬がやってきました。自然の美しさと厳しさをひときわ感じる季節です。凍てつく寒さが生む景色や、澄んだ空気に映えるイルミネーション……日本各地の冬ならではの絶景・風物詩を集めました。暖かくして、今しか見られない冬景色に会いにいってみませんか? 今回は、青森県が誇る冬の絶景・風物詩をピックアップ。日本の各地に息を呑むような素晴らしい景色が広がっています。 ◆津軽鉄道ストーブ列車 津軽五所川原駅から津軽中里駅の間の約20kmの区間を運行している「ストーブ列車」は、青森県を代表する冬の風物詩。昭和5年から運転され、現在運行されているストーブ列車は4代目になる。現在は各客車内にダルマストーブが設置されており、吹きすさぶ地吹雪を車窓から眺めるノスタルジックな雰囲気は格別。 ◆冬の田んぼアート 「冬を楽しむ!雪と遊ぶ!」をテーマに掲げ2016年からスタートした「冬の田んぼアート」。雪で覆われた田んぼの上にスノーシューで一歩一歩踏みしめながら、足跡をつけ、凸凹にして幾何学模様を作っていく。雪原をキャンバスにした光と影で表現する巨大なアートは圧巻だ。 ◆浅所海岸 小湊駅から4kmのところにある浅所海岸は、「小湊のハクチョウおよびその渡来地」として国の特別天然記念物に指定され、古くから白鳥飛来地として知られている。見ごろは10月中旬から3月下旬で、300〜400羽ほどの白鳥とのふれあいが楽しめる。タイミングがよければ、夕日に照らされた海岸とたくさんの白鳥の麗しい光景が眺められるかもしれない。 ◆岩木山神社 津軽富士とも呼ばれる美しい岩木山のふもとにある「岩木山神社」は、神社創建からおよそ1,200余年の歴史を持つ神社。古くから「お岩木さま」「お山」の呼称で親しまれ、津軽地方の人々の生活と心のよりどころとされている。 岩木山を鳥居から望み、本殿まで続く参道は、木々に囲まれ厳かな雰囲気と静寂に包まれている。藩政時代に再建された社殿群は、重厚で「奥の日光」という異名を取るほど秀麗で国の文化財に指定されている。参拝すると、直感が研ぎ澄まされるという岩木山神社からパワーを受け取ってみては。 ◆尻屋崎に生息する寒立馬 津軽海峡と太平洋に面する尻屋崎周辺では、極寒にも耐えられるという県の天然記念物の寒立馬が1年中放牧されている。 春から秋にかけて寒立馬は、尻屋崎の茂みの中などを寝床に自由に過ごしているが、1〜3月の厳寒期は防風林で囲まれた越冬放牧地「アタカ」に移動し、春が訪れるのを待つ。 その、雪に埋もれた草地の上で厳寒にじっと耐える姿は人々の心を強く惹きつけ、この姿を見るために多くの方が訪れている。