銀行系不動産会社とは?
銀行系不動産会社とは
「銀行系不動産会社」とは、銀行が実質的に経営している不動産会社のことを指します。「実質的に」というのは理由があります。 まず歴史的に見ると、今まで銀行には「他業禁止」のルールが課せられていました。銀行法の規定により「銀行業務」以外の他業を営むことができなかったのです。 しかし今回のコラムで紹介するように、「銀行系不動産会社」には古い歴史をもつ会社がたくさんあります。 「矛盾するではないか?」と思われるかもしれませんが、今回紹介する「銀行系不動産会社」は、銀行が関連会社や親密会社を活用することによって株式を支配し、銀行のOBが経営陣に入るというかたちで実質的にグループ化しているものをいいます。少し複雑に感じるかもしれませんが、つまりは「銀行が実質的に経営している不動産会社」ということになります。 また、住宅ローンを組むときには系列銀行を紹介することが多いです。
仕事内容
銀行系不動産会社の仕事内容は、他の一般的な大手不動産会社と変わりません。 先ほども説明したとおり、銀行系不動産会社の特徴は「銀行の顧客と密接につながれる」という点です。そのため、銀行の顧客の不動産売買をお手伝いすることが多いです。顧客と強い接点をもつ銀行の場合、「不動産を売りたい」「不動産を買いたい」といった顧客の声が拾いやすくなります。それらの情報をもとにして、適切な提案につなげていくのが銀行系不動産会社のメインの仕事です。