2024.01.22

運営代行のメリット・デメリット

プロパティマネジメントとは不動産のオーナー様から委託を受け、その運営管理を代行する業務のことです。オーナー様のニーズを汲み取り、様々なテナントを誘致したり、日々の施設環境を充実させるなど、居住者に対して「安全・安心・快適・清潔」な環境を提供することで、ビルの価値・評価を高めていきます。そのメリット・デメリットをご紹介します。

メリット

空室リスクの回避・安定収入

最も大きなメリットは賃貸運営における心配事、空室になって収入が減少するリスクを回避して、安定した収入（保証賃料）を得られることです。不動産管理会社がまるごと借り上げて、オーナーに賃料を支払う形ですから、空室があってもなくても一定した収入になるのがメリット。

管理業務も任せられる

サブリースを活用するメリットは、賃貸経営をする上で欠かせない、「入居者募集」、「賃貸契約の締結、」「集金」、「契約更新」といった様々な管理業務を不動産管理会社にまとめて任せられることです。

デメリット

サブリースは家賃の全額がオーナーに入るわけではなく、家賃保証率80～90%となるため、収益率が下がってしまい、物件の利回り（投資効率）も低くなります。賃貸保証はずっと変わらないのではなく、2年毎に賃料の見直しが行われ、賃料が下がる可能性が高くなります。入居者の退去後に免責期間（1か月～半年程度）を設ることが多く、その間は不動産管理会社は家賃保証をしないため、家賃収入がなくなるので要注意です。

まとめ

サブリースは賃貸運営における空室リスクを避けて、多少賃料収入が下がっても、安定した収入を確保できるため、活用する価値は十分にあると言えます。サブリース契約において、内容をよく確認しておかなければ、自分で管理すべきだったと後悔する結果になることもあります。長期的な視点を見据えて、収支計画を行い、信頼できる業者に依頼することも大切です。