2024.02.13 茨城県が日本初の意外な物あれこれ~ 茨城県が日本初の意外な物あれこれ~ いまやあたり前になっているものであっても、誰かが日本のどこかで最初に行ったことによって現在に至っているわけです。 よく「日本初の~」という言葉を耳にしますが、実は茨城県にも、この「日本初」がたくさんあるのです。 「先見の明」という言葉がありますように、やはり誰がなんといおうと「日本初」というのは「エライ!」と個人的には思っています。 このページでは、多くの人が知らない茨城県の「日本初」を紹介しています。 「えっ?これって茨城県が最初だったの?」と驚くようなものがたくさんあると思います。 茨城県民の皆さんにはこうした事実を知ってもらって、茨城県民であることを大いに誇りに思っていただきたいと思います。 日本初の本格的ワイン発祥の地~茨城県牛久市 茨城県とワインのイメージがつながらない人も多いと思いますが、実は日本の本格的ワイン発祥の地とされているのは茨城県の牛久市なのです。 日本で最初の本格的ワインは、実業家であった神谷傳兵衛によって明治38年(1903年)に開設された、シャトーカミヤ(現在の牛久シャトー)で醸造されました。 シャトーカミヤでは、ブドウの栽培からワインの醸造、瓶詰までをすべて行っていました。 当時のフランスにあった醸造所をモデルに、ボルドー地方の技術を取り入れて本格的なワイン醸造に取り組んでいます。 日本初のサッカー専用スタジアム 茨城県が誇るサッカーチームといえば、Jリーグの中でもダントツの優勝回数を誇る鹿島アントラーズです。 この鹿島アントラーズが本拠地とするのが、茨城県立カシマサッカースタジアムです。 このカシマサッカースタジアムですが、実は日本で初めての本格的なサッカー専用のスタジアムだったのです。 当時は、プロが試合を行うための本格的な観客席を備えたサッカー専用スタジアムというものは、日本のどこにもありませんした。 サッカーの試合は、陸上競技のためのトラックが併設されたグラウンドで行うのが普通だったからです。 日本で最初にLCCに対応したのが茨城空港です いまやLCCを使って格安で飛行機に乗るのがあたり前になっていますが、実は日本で初めてこのLCCに対応したのが茨城空港だったのです。 茨城空港ができたのは2010年3月ですが、それまで日本国内にはLCCに対応できる空港はありませんした。 それまでの日本の空港は、着陸料・停留料といった使用料が高く、LCCに対応するのが困難だったのです。 しかし、茨城空港は当初からLCCをターゲットにするという構想で建設されましたので、さまざまなローコストを実現して格安航空機を受け入れることができたのです。 茨城空港では、ローコストを実現するためにさまざまな工夫をしています。 たとえば、駐機の仕方を工夫することによって、飛行機を方向転換させるための専用車両を茨城空港では必要としません。 日本初の本格的な洋上風力発電所 茨城県神栖市の鹿島港南浜地区の海の上に、7基の風力発電の風車が設置させています。 これらの風車は、日本初の本格的な洋上発電所として、ウィンド・パワーという会社によって2010年6月に稼働が開始しされました。 風車の高さは海面から60mで、羽の長さは1本当たり40mもあります。 こうした風車が岸壁から50mほどの沖合に7基ならんでいる様はまさに壮観で、その景色の美しさからテレビや映画のロケ現場として利用されたり、インスタグラマーたちの撮影スポットになったりしています。 風力発電の先進諸国が集まるヨーロッパでは、洋上に風車を設置するのは最もポピュラーなやり方ですが、浅瀬の少ない日本では工事が難しく設置コストがかかることなどから、これまで敬遠されてきました。