2025.05.07 マンスリーマンションに 入居したら、住民票は移せる？ 【マンスリーマンションに住む際の住民票の取り扱いについて】 ①マンスリーマンションに住む際、住民票を移す必要があるのか？ マンスリーマンションなどの短期賃貸の住居に入居する場合でも、 一定の条件を満たせば住民票の移動が必要です。 法律上、引っ越しをしてから14日以内に住民票を移すことが義務付けられており、 たとえマンスリーマンションなどの一時的な賃貸物件であっても、 「生活の本拠地」とみなされる場合は住居変更可能とされます。 つまり、実際に居住し、生活の拠点として使用するならば、 住居の変更とともに住民票も変更する必要があります。 短期間であっても、住民票の移動は必要になるケースがあるため、 軽視せず事前に確認しておくことが大切です。 ②住民票を移さない場合のリスクと注意点 住民票を移動しない、つまり未変更のまま放置しておくと、 さまざまなリスクやデメリットが生じます。 たとえば、行政からの通知が前住所に届いてしまい、 重要な書類の受け取りができなかったり、 保険や年金の手続きがスムーズに進まなかったりします。 また、選挙の投票ができなくなる場合もあるなど、 思わぬトラブルを招く原因となります。 「住所変更しないとどうなる？」と疑問に思う方も多いですが、 こうした問題が積み重なることで、生活に支障が出る恐れもあるのです。 マンスリーマンションのように一時的な住まいであっても、 実態に即した対応が求められます。 ③住民票を移す際の手続きと必要書類 住民票の移動には、自治体での正式な手続きが必要です。 新しい住居が決まったら、 まず現在の住民票がある自治体で「転出届」を提出し、 証明書（転出証明書）を受け取ります。その後、引越し先の役所で「転入届」とともにこの証明書を提出します。 これが基本的な住所変更の方法です。 加えて、本人確認のための身分証明書（運転免許証、マイナンバーカードなど）や 印鑑が必要書類として求められる場合もあります。 手続きは通常、居住開始から14日以内に行う必要があり、 タイミングを逃すと過料の対象になることもあるため注意が必要です。 マンスリーマンションの利用にあたっては、 入居期間や契約内容を確認しつつ、必要に応じて役所で相談してみると安心です。
