2023.02.28

ウィークリーマンションでペット可物件はある？ペット可のマンスリーマンションを選ぶ際の注意点とは

ペット可のマンスリーマンションはある？

「ペット可物件」とは、ペットの飼育ができるマンションのことで、正式に賃貸マンションの管理規約としてペットの飼育を認めている物件のことをさします。日本全国、エリアを問わずにマンスリーマンションのペット可物件は、実は数多く存在します。飼育できるペットの種類や頭数などは各物件により異なりますが、代表的な事例の一つが、犬や猫は飼育できても、蛇などの爬虫類は禁止している物件でしょう。ペットを飼っていると、どうしても、物件が傷みやすくなります。そのため、敷金の設定を通常の入居者より高くすることで入居を認めるケースが殆どです。

ペット可のマンスリーマンションを選ぶ際の注意点

ペットを飼育している人にとっては貴重なペット可物件。しかし、賃貸物件の場合は特に、事前にきちんと準備して知識を得ておかないと思わぬトラブルに巻き込まれることがあります。たとえば犬や猫を飼育する場合、爪で壁や床に傷が付いたり、毛の生えかわりや糞尿などによって汚れが付着したりしやすいものです。そのため、退去時の敷金返戻額や器物破損等の弁償問題でトラブルになる事例も少なくありません。また隣人との間で鳴き声や吠え声による騒音トラブルが起きることもあります。思わぬトラブルを防ぐためにも、事前にしっかりと対策を取ったうえで入居することが大切です。

ペットを連れ込むことをオーナーに必ず伝える

たとえペット可のマンスリーマンションであっても、ペットと一緒に入居することをオーナーに必ず伝えたほうが、その後のトラブルが起こりにくくなります。入居した後にペットを飼うことになった場合も必ず申告しましょう。ペットを連れて入居する条件として敷金を多く設定している賃貸物件の場合、無断飼育が発覚した際には、高額請求される可能性もあるでしょう。不要なトラブルを避けるためにも、ペットの有無は明らかにしておくべきです。

防音性の高い物件を選ぶようにする

いくらペット可物件だからと言っても、よく吠える犬を連れている場合はできるだけ防音性の高い物件を選ぶことをおすすめします。高いところからジャンプすることを好む猫を飼う場合も、着地音は階下に意外と大きく響くので、防音性を重視したほうが安心です。防音性の高い部屋を選ぶことで、騒音トラブルを未然に防ぐことができますし、他の居住者宅へ漏れる音を気にせず済むので、飼い主としても気持ちが楽になるはずです。不要なトラブル回避のためにも、防音性は内覧の際にしっかりチェックしましょう。

ペット可のマンスリーマンションに入居する際の注意点

では、ペット可のマンスリーマンションに入居した後は、どんなことに注意すればいいのでしょうか。入居してから、ペットを飼育するうえで気をつけるべき点について挙げてみます。備品を傷つけないように極力気をつけるペット可のマンスリーマンションとはいえ、入居後は備品を傷つけないように極力気を配ることが大切です。賃貸物件には、その物件を貸し出しているオーナーがいますし、自分が部屋を出た後には新しい入居者が入ります。ペットの衛生面や健康面をきちんと管理して、部屋を綺麗な状態に保ちましょう。またペットを飼育する場合は、通常よりも傷や汚れが付着しやすくなるため、入居前に部屋の細部の写真を撮っておくこともおすすめします。写真があれば、万が一トラブルが発生したときに、「どこが新しく付いた傷なのか」を判断する材料になります。フローリングや壁を引っ掻いてしまう猫を飼育するならば、ペット用品店やホームセンターで引っ掻き防止シートを購入し、壁などに貼ると良いでしょう。難しければ、マットを敷くだけでも十分な対策になります。また、こまめにペットの爪を切ることも大切です。

ペット飼育に関するマナーは守り、迷惑を掛けないこと

ペット可のマンスリーマンションであっても、居住者が全員ペットを飼育しているわけではありません。散歩に行く際は首輪とリードを必ず付ける、糞の処理はしっかり行う、といった最低限のマナーを必ず守りましょう。特に共用部分は全居住者が使用する部分なので、ペットを野放しにしたり、糞をさせて放置したりすることは厳禁です。また、飼い主は気にならなくても、ペットは独特の臭いを発しています。部屋の中はこまめに消臭し、トイレ回りの掃除は念入りに行うなど、衛生的な環境を保てるよう、常に気を払うようにしましょう。

まとめ

マンスリーマンションだからといって、ペットと暮らすのを諦めてしまうのはもったいないことです。東京はもちろんのこと、日本全国にペット可物件は数多く存在します。ただし、ペット可の賃貸物件に入居する場合は、細心の注意を払い、マナーをしっかり守りましょう。入居後のトラブルの種にならないよう、貸す側の気持ち、ペットを飼育していない人にも配慮した、気持ちよく生活できるための工夫が大切です。