渋谷・新宿エリア、外国人歓迎物件の需要
渋谷・新宿で外国人歓迎のマンスリーマンション需要が高まる理由|料金相場や選び方を解説
東京で一定期間生活する外国人にとって、住居探しは大きな課題の一つです。一般的な賃貸マンションでは、敷金・礼金や連帯保証人、保証会社の審査、家具家電の準備など、入居までに多くの手続きが必要になる場合があります。一方、マンスリーマンションは、家具家電付きで比較的短期間から利用でき、契約手続きも一般賃貸より簡略化されている物件が多いことから、外国人旅行者や留学生、海外企業の出張者、長期滞在者の住まいとして注目されています。
特に渋谷・新宿エリアは、鉄道交通の利便性が高く、オフィス、商業施設、飲食店、観光スポットなどが集まっているため、ビジネスと観光の両方に適したエリアです。本記事では、東京のマンスリーマンションが外国人に選ばれる理由をはじめ、渋谷・新宿で物件を選ぶ際のポイント、料金相場、契約時の注意点、申し込みから入居までの流れを詳しく解説します。
外国人の東京滞在にマンスリーマンションが選ばれる理由
東京で短期滞在用の住居を探す場合、ホテル、一般賃貸、シェアハウス、マンスリーマンションなど、複数の選択肢があります。その中でもマンスリーマンションは、プライバシーと生活設備の両方を確保しやすい点が大きなメリットです。
家具家電付きですぐに生活を始められる
多くのマンスリーマンションには、ベッド、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、テレビ、エアコンなどの家具家電が備え付けられています。
一般賃貸では、契約後に家具や家電を購入し、配送や設置を行わなければなりません。数か月だけ東京に滞在する外国人にとって、家具家電を一式購入することは、費用面でも手間の面でも大きな負担です。
マンスリーマンションなら、スーツケースや日用品を持ち込むだけで生活を始められる物件が多く、来日直後の住居としても利用しやすいでしょう。
ただし、調理器具、食器、寝具、タオル、ドライヤーなどは、物件や契約プランによって付属状況が異なります。申し込み前に設備・備品一覧を確認することが重要です。
短期滞在から中長期滞在まで対応しやすい
一般的な賃貸契約では、2年間の契約期間が設定されることが多く、短期間で解約すると違約金が発生する場合があります。
一方、マンスリーマンションは、1か月単位を中心に、物件によっては7日程度から利用できます。東京都内には外国人対応や保証人不要を条件として検索できるマンスリーマンションもあり、最短7日以上から利用できる物件も掲載されています。
次のような滞在期間が確定している人に適しています。
| 利用目的 | 滞在期間の目安 | マンスリーマンションが適する理由 |
|---|---|---|
| 東京観光・一時滞在 | 1週間~1か月 | ホテルより生活空間を確保しやすい |
| 海外からの出張 | 1~6か月 | 家具家電付きで赴任準備を減らせる |
| 留学・語学研修 | 1か月~1年 | 学校の在籍期間に合わせやすい |
| 日本での就職準備 | 1~3か月 | 一般賃貸を探すまでの仮住まいにできる |
| 法人プロジェクト | 数週間~数か月 | 契約期間や入居人数を管理しやすい |
| 単身赴任 | 3か月~1年以上 | 家具購入や引っ越し費用を抑えやすい |
ホテルよりも生活しやすい
ホテルは宿泊サービスが充実している一方、長期滞在では部屋の広さや洗濯、調理環境に不便を感じる場合があります。
マンスリーマンションには、室内洗濯機やキッチンが設置されている物件が多く、自炊や洗濯を自分のタイミングで行えます。外食費やランドリー費用を抑えやすいため、滞在期間が長くなるほど、生活費全体を管理しやすくなります。
ただし、ホテルのような毎日の清掃、タオル交換、フロントサービスが含まれていない物件が一般的です。宿泊サービスを重視する人はホテル、生活の自由度を重視する人はマンスリーマンションというように、滞在目的に合わせて比較しましょう。
一般賃貸より初期手続きが簡略化されやすい
一般賃貸では、敷金、礼金、仲介手数料、保証料、火災保険料などが必要になることがあります。また、外国人の賃貸契約でも、日本人と同様に連帯保証人を求められるケースがあります。日本国内に家族や知人がいない場合、保証人を用意できないことが契約上の課題になりやすいとされています。
マンスリーマンションでは、敷金・礼金が不要な物件や、連帯保証人を必要としない物件が比較的多く見られます。ただし、保証人不要であっても、本人確認書類、在留カード、パスポート、勤務先情報、緊急連絡先などの提出が必要になる場合があります。
「外国人歓迎」や「保証人不要」という表示だけで判断せず、必要書類と審査条件を事前に確認することが大切です。
法人契約で経費と管理負担を減らしやすい
海外から社員を受け入れる企業では、社員本人ではなく、勤務先企業が契約者となる法人契約を利用できる場合があります。
法人契約に対応したマンスリーマンションであれば、複数名分の住居をまとめて手配したり、請求書払いに統一したりできる可能性があります。家具家電の購入や退去後の処分が不要になるため、人事担当者や総務担当者の負担軽減にもつながります。
料金だけでなく、請求書の発行方法、入居者変更の可否、契約延長の手続き、緊急時のサポート体制まで比較すると、企業に適した物件を選びやすくなります。
渋谷・新宿の外国人歓迎物件を選ぶ際のポイント
渋谷と新宿は、どちらも東京を代表する人気エリアですが、物件の立地や周辺環境によって暮らしやすさが大きく異なります。駅からの距離や家賃だけでなく、インターネット環境、防犯設備、生活施設、夜間の環境まで確認しましょう。
渋谷エリアの特徴
渋谷は、JR山手線、埼京線、湘南新宿ライン、東京メトロ、東急線、京王井の頭線など、複数の路線を利用できる交通利便性の高いエリアです。
IT企業、広告会社、スタートアップ企業、商業施設、飲食店などが集まっており、海外企業の出張者やクリエイティブ職の外国人にも適しています。
一方、渋谷駅周辺は人通りが多く、繁華街に近い物件では、夜間の騒音が気になる場合があります。静かな住環境を求める場合は、神泉、代官山、恵比寿、初台など、渋谷駅から一駅程度離れたエリアも候補になります。
実際に渋谷駅徒歩圏では、ワンルームタイプやオートロック付き、インターネット対応のマンスリーマンションが掲載されています。掲載料金は入居時期やキャンペーンによって変動するため、物件ごとに総額を確認する必要があります。
新宿エリアの特徴
新宿は、JR各線、小田急線、京王線、東京メトロ、都営地下鉄などが利用でき、東京都内だけでなく、神奈川、埼玉、山梨方面へも移動しやすいエリアです。
新宿駅周辺には、オフィス街、大型商業施設、飲食店、医療機関、家電量販店などが集まっています。仕事と日常生活の両方を一つのエリアで完結しやすいことがメリットです。
ただし、新宿駅は構内が広く、同じ「新宿駅徒歩圏」でも利用する路線や出口によって移動時間が異なります。勤務先や学校へ向かう際に、どの路線を使うかまで確認しておきましょう。
静かさを重視する場合は、新宿御苑前、西新宿五丁目、東新宿、大久保、高田馬場なども候補です。新宿御苑前周辺では、駅徒歩圏で最低賃借期間1か月の家具付き物件も提供されています。
Wi-Fiの料金と通信速度
外国人の東京滞在では、仕事、オンライン会議、家族との連絡、翻訳アプリ、地図検索などでインターネットを利用する機会が多くなります。
物件情報に「インターネット対応」と書かれていても、必ずしも無料とは限りません。次の項目を確認しましょう。
- Wi-Fi利用料が月額料金に含まれているか
- 有線接続が可能か
- 通信容量に制限があるか
- ポケットWi-Fiのレンタル形式ではないか
- 入居当日から利用できるか
- オンライン会議に対応できる速度か
テレワークや動画配信を行う場合は、「Wi-Fiあり」だけでなく、通信方式や速度に関する案内も確認することが重要です。
オートロックやモニター付きインターホン
東京での生活に慣れていない外国人にとって、防犯設備は重要な選定条件です。
オートロック、モニター付きインターホン、防犯カメラ、管理人、ダブルロックなどがある物件は、不審な訪問者への対応がしやすくなります。
特に一人暮らしや女性の単身滞在では、建物の防犯設備だけでなく、駅から物件までの道の明るさ、人通り、近隣店舗の営業時間も確認しましょう。
宅配ボックスの有無
滞在中にインターネット通販を利用する場合、宅配ボックスがある物件は便利です。仕事や観光で日中不在にすることが多くても、荷物を受け取りやすくなります。
ただし、海外から発送された荷物や大型荷物、冷蔵・冷凍品は宅配ボックスを利用できない場合があります。また、物件によっては表札がないため、住所の書き方や部屋番号の記載方法を管理会社に確認しておくと安心です。
駅近だけでなく利用路線を確認する
物件選びでは、「駅徒歩5分」という情報だけでなく、その駅から勤務先や学校まで何回乗り換える必要があるかを確認しましょう。
たとえば渋谷駅に近くても、毎日の目的地が西新宿であれば、路線によっては乗り換えや駅構内の移動に時間がかかります。反対に、渋谷区や新宿区の中心部から少し離れていても、目的地まで乗り換えなしで移動できる物件の方が便利なことがあります。
築浅かどうかだけで判断しない
築浅物件には、設備が新しい、防犯性が高い、宅配ボックスが設置されているなどのメリットがあります。ただし、築年数が新しいほど家賃が高くなる傾向があります。
築年数が経過していても、室内がリフォームされ、家具家電が新しく交換されている物件であれば、快適に生活できる場合があります。
築年数と併せて、室内写真、設備交換の履歴、清掃状況、建物管理の状態を確認しましょう。
駐車場は事前予約が必要な場合が多い
渋谷・新宿では、駐車場付きのマンスリーマンションが限られています。建物に駐車場があっても、空きがない場合や、別契約・別料金となる場合があります。
車を利用する予定がある場合は、物件の申し込み前に、次の点を確認してください。
| 確認項目 | 内容 |
| 空き状況 | 入居期間中に確保できるか |
| 月額料金 | 物件料金とは別に必要か |
| 車両制限 | 全長・全幅・全高・重量制限 |
| 入出庫時間 | 24時間利用できるか |
| 契約方法 | マンション契約と同時に申し込めるか |
| 代替手段 | 周辺の月極駐車場やコインパーキング |
家賃ではなく総額で比較する
マンスリーマンションでは、表示されている賃料以外に、光熱費、清掃費、契約事務手数料、寝具代、Wi-Fi利用料などが加算される場合があります。
月額家賃が安く見えても、初期費用を含めると他の物件より高くなることがあります。必ず入居日から退去日までの総額見積もりを取得しましょう。
東京のマンスリーマンション料金相場と費用の内訳
東京都内のマンスリーマンションは、立地、間取り、築年数、設備、利用期間、入居時期によって料金が大きく変わります。
東京都全体では、月15万円前後が一つの目安とされ、単身者向けでは月10万円台前半から探せるケースもあります。ただし、渋谷・新宿などの都心部や駅近、築浅、広い間取りでは、相場を上回る可能性があります。
東京のマンスリーマンション料金目安
以下は、単身者向け物件を想定した一般的な目安です。実際の料金は空室状況や契約期間、キャンペーンによって異なります。
| 物件条件 | 30日間の料金目安 | 特徴 |
| 都心から少し離れた1R・1K | 10万~15万円前後 | 通勤時間を許容すれば探しやすい |
| 新宿周辺の1R・1K | 13万~22万円前後 | 駅距離や設備によって差がある |
| 渋谷周辺の1R・1K | 14万~25万円前後 | 駅近や築浅は高くなりやすい |
| 都心の1LDK | 25万~40万円以上 | 2名利用や法人利用に適する |
| 高級家具付き・サービス型 | 30万~50万円以上 | 広さや付帯サービスが充実 |
掲載例では、渋谷駅徒歩8分のワンルームが月額13万円台から、新宿周辺の物件では月額15万円台のプラン、新宿御苑前の広めの1LDKでは月額40万円からとなっています。これらは特定時点の掲載例であり、同じ物件でも入居日や滞在期間によって料金が変わります。
料金に含まれる主な項目
マンスリーマンションの費用は、主に次の項目で構成されます。
| 費用項目 | 内容 | 注意点 |
| 賃料 | 部屋を利用する基本料金 | 日額・月額表記を確認する |
| 光熱費 | 電気・ガス・水道料金 | 定額制または上限付きの場合がある |
| 清掃費 | 退去後の室内清掃費 | 契約時にまとめて請求されることが多い |
| 契約事務手数料 | 契約手続きにかかる費用 | 会社やプランにより異なる |
| 寝具代 | 布団・シーツ等の利用料 | 賃料に含まれない場合がある |
| Wi-Fi利用料 | インターネット料金 | 無料・有料・レンタル形式がある |
| 追加人数料金 | 2名以上で利用する場合の費用 | 光熱費や寝具代が加算される場合がある |
| 鍵関連費用 | 鍵交換・鍵受け渡し等 | 紛失時の費用も確認する |
敷金・礼金がなくても初期費用は発生する
マンスリーマンションでは、一般賃貸で必要になることが多い敷金・礼金が不要な物件が多数あります。しかし、「初期費用ゼロ」とは限りません。
清掃費や契約手数料、寝具代などが必要になるため、契約初月には月額賃料より多くの支払いが発生する場合があります。
比較する際は、次の計算式で確認すると分かりやすくなります。
利用期間中の総額=賃料+光熱費+清掃費+契約手数料+オプション料金
ホテルと比較する場合も、一泊当たりの宿泊費だけでなく、洗濯代、外食費、インターネット料金などを含めて判断しましょう。
長期割引やキャンペーンを確認する
マンスリーマンションでは、契約期間が長くなるほど1日当たりの料金が安くなるプランが設定されている場合があります。
たとえば、1か月以上、3か月以上、6か月以上といった期間ごとに、ショート、ミドル、ロングの料金プランが用意されるケースがあります。実際に、東京都内の掲載物件でも、契約期間によって月額料金や初期費用が異なるプランが案内されています。
ただし、長期プランは途中解約時の返金条件が厳しくなることがあります。滞在期間が変更になる可能性がある場合は、料金の安さだけでなく、期間短縮や延長の条件も確認してください。
外国人の利用シーンと契約時に確認すべき注意点
外国人歓迎のマンスリーマンションは、観光目的だけでなく、出張、研修、留学、就職活動、単身赴任など幅広い場面で活用されています。
海外企業の出張・研修
渋谷や新宿には、多くの企業や商業施設が集まっています。海外拠点から東京へ社員を派遣する際、マンスリーマンションを利用すれば、ホテルより広い生活空間を確保しやすくなります。
法人契約を利用する場合は、次の項目を確認しましょう。
- 法人名義で契約できるか
- 請求書払いに対応しているか
- 海外法人でも契約可能か
- 入居者の変更が可能か
- 複数室を一括手配できるか
- 領収書や利用明細を発行できるか
海外法人だけでは契約できず、日本国内の支店や関連会社を契約者として求められる場合もあります。
留学生や研究者の短期滞在
大学、専門学校、日本語学校、研究機関へ通う外国人にも、マンスリーマンションは利用されています。
学校の寮に入居できない場合や、入寮日まで期間が空く場合、学期途中のみ滞在する場合などに活用できます。
ただし、契約期間中に在留期限を迎える場合は、更新後の在留カード提出を求められる可能性があります。留学期間と在留期間、物件の契約期間をそろえて確認しましょう。
インバウンド旅行者の中長期滞在
数週間から数か月にわたり東京に滞在する旅行者にとって、キッチンや洗濯機がある住居は便利です。
一方、マンスリーマンションはホテルとは契約形態が異なり、入居者自身がごみ出しや室内清掃を行う必要があります。ごみの分別方法、収集日、共用部分のルールなど、日本独自の生活ルールを理解しておく必要があります。
英語対応・多言語対応の範囲
「外国人歓迎」と書かれていても、すべての手続きが英語や多言語で行えるとは限りません。
確認すべき内容は次のとおりです。
| 確認項目 | チェックする内容 |
| 問い合わせ | 英語、中国語、韓国語などで対応できるか |
| 契約書 | 翻訳版または英語の説明資料があるか |
| 入居案内 | 鍵の受け取り方法を外国語で確認できるか |
| 緊急対応 | 夜間や休日も外国語で連絡できるか |
| 生活ルール | ごみ出しや騒音ルールの多言語資料があるか |
| 退去手続き | 鍵返却や室内確認の方法を理解できるか |
東京都では、外国人向けに、部屋の探し方、契約手続き、入居後の注意点をまとめたガイドブックを複数言語で案内しています。日本語、英語、中国語、韓国語を含む14言語に対応しているため、日本の賃貸ルールを理解する資料として活用できます。
国土交通省も、外国人向けに賃貸住宅入居の手引きや、外国語対応が可能な不動産事業者に関する情報を提供しています。
保証人不要でも審査は行われる
マンスリーマンションでは、一般賃貸よりも保証人を求められにくい傾向がありますが、審査がまったくないわけではありません。
一般的には、以下の書類や情報を求められる可能性があります。
- パスポート
- 在留カード
- ビザや在留資格
- 勤務先または学校の情報
- 日本国内の緊急連絡先
- 滞在目的
- 入居者全員の本人確認書類
- 支払いに使用するクレジットカード
- 法人契約の場合は会社概要や登記情報
必要書類は運営会社によって異なります。即日入居を希望する場合でも、書類提出や支払い確認が完了しなければ鍵を受け取れないことがあります。
契約書を理解してから支払う
契約書が日本語のみの場合、翻訳ツールだけで判断せず、不明点を運営会社へ確認しましょう。
特に確認が必要なのは、次の項目です。
- 契約期間
- 入居日と退去日
- 支払い期限
- キャンセル料
- 中途解約時の返金
- 延長手続きの期限
- 室内設備を破損した場合の費用
- 鍵を紛失した場合の費用
- 禁煙・ペット・楽器・来客のルール
- 退去時の鍵返却方法
外国語の契約書が用意されていても、日本語版が正式な契約書として優先される場合があります。どの言語の契約書が法的な基準になるかも確認してください。
口コミは内容と投稿日を確認する
外国人利用者の口コミは、英語対応や入居手続きの分かりやすさを判断する材料になります。
ただし、古い口コミは現在の設備や運営体制と異なる可能性があります。評価点だけではなく、投稿日、利用期間、問い合わせへの対応、清掃状態、Wi-Fi環境など、具体的な内容を確認しましょう。
口コミが少ない場合は、室内写真の撮影時期や設備の状態について、問い合わせ時に確認する方法もあります。
東京で外国人歓迎物件を探して契約するまでの流れ
外国人が東京のマンスリーマンションを契約する際は、滞在期間や必要書類を先に整理すると手続きがスムーズです。
1.入居条件を整理する
まずは、次の条件を決めます。
- 入居日と退去日
- 入居人数
- 希望エリア
- 予算
- 最寄り駅
- 必要な間取り
- Wi-Fiの必要性
- 法人契約か個人契約か
- 対応してほしい言語
- 駐車場の有無
- 即日入居の必要性
渋谷区や新宿区だけに限定すると料金が高くなりやすいため、中野区、杉並区、豊島区、世田谷区、目黒区など、電車でアクセスしやすい周辺エリアも含めて探すと選択肢が広がります。
2.物件を検索して比較する
物件検索サイトや運営会社の公式サイトで、希望条件に合う物件を探します。
外国人歓迎、保証人不要、英語対応、Wi-Fi無料、駅近、オートロックなど、必要な条件を絞り込みましょう。
物件を比較する際は、次のような表を作ると判断しやすくなります。
| 比較項目 | 物件A | 物件B | 物件C |
| エリア | 渋谷 | 新宿 | 中野 |
| 最寄り駅 | 徒歩8分 | 徒歩5分 | 徒歩3分 |
| 30日総額 | 18万円 | 16万円 | 13万円 |
| Wi-Fi | 無料 | 有料 | 無料 |
| オートロック | あり | あり | なし |
| 宅配ボックス | あり | なし | あり |
| 英語対応 | 可能 | メールのみ | 不可 |
| 保証人 | 不要 | 不要 | 要確認 |
3.問い合わせる
希望物件が見つかったら、メール、電話、問い合わせフォーム、LINEなどで空室状況を確認します。
物件サイトに「空室」と表示されていても、情報更新のタイミングによっては、すでに申し込みが入っている可能性があります。
問い合わせ時には、次の情報をまとめて伝えるとスムーズです。
- 氏名
- 国籍
- 希望物件名
- 入居希望日
- 退去希望日
- 入居人数
- 滞在目的
- 個人契約または法人契約
- 希望する対応言語
- 日本国内の連絡先
- 即日入居を希望するか
4.総額見積もりを確認する
空室が確認できたら、入居期間全体の見積書を取得します。
日額賃料だけでなく、光熱費、清掃費、契約手数料、寝具代、Wi-Fi料金、追加人数料金を含めた支払総額を確認してください。
また、契約延長の可能性がある場合は、延長料金や申請期限も確認しましょう。同じ部屋に次の予約が入っている場合、延長できないことがあります。
5.必要書類を提出する
運営会社から案内された本人確認書類などを提出します。
パスポートの顔写真ページだけでなく、在留カードの表裏、ビザ、勤務先の証明書などを求められる場合があります。
法人契約では、会社情報、担当者情報、入居者情報の提出が必要です。書類の不足があると審査が進まないため、提出前に画像が鮮明か、有効期限が切れていないかを確認しましょう。
6.契約内容を確認して支払う
審査完了後、契約書と請求書が発行されます。
契約期間、物件住所、部屋番号、入居人数、料金、キャンセル規定に間違いがないか確認してから署名・支払いを行います。
クレジットカード払い、銀行振込、請求書払いなど、利用できる方法は運営会社によって異なります。海外発行カードを利用できない場合もあるため、事前確認が必要です。
7.入居案内と鍵の受け取り方法を確認する
支払いと契約手続きが完了すると、鍵の受け取り方法や入居案内が送付されます。
鍵の受け取り方法には、対面、キーボックス、暗証番号式、郵送などがあります。
入居前に次の内容を確認しましょう。
- 建物の入口
- 部屋番号
- オートロックの解除方法
- 鍵の受け取り場所
- Wi-Fiの接続方法
- ごみ出しの場所と曜日
- 緊急連絡先
- 退去時の鍵返却方法
深夜や早朝に到着する場合は、その時間でも入室できるかを必ず確認してください。
8.入居後すぐに室内を確認する
入居したら、家具家電や室内設備に不具合がないか確認します。
傷、汚れ、破損、家電の故障などを発見した場合は、時間を空けずに写真や動画を撮影し、運営会社へ連絡しましょう。
入居から日数が経過した後では、入居前からあった不具合か、入居後に発生したものかを判断しにくくなる場合があります。
9.キャンセルや変更は早めに連絡する
航空便、ビザ、仕事の予定などによって、入居日や退去日が変更になることがあります。
しかし、契約後のキャンセルや期間短縮では、申込金、清掃費、一定期間分の賃料が返金されない場合があります。契約前にキャンセル規定を確認し、変更が決まった時点で早めに連絡してください。
「入居前なら無料でキャンセルできる」とは限らないため注意が必要です。
まとめ|外国人歓迎物件は料金・言語対応・契約条件を総合的に比較しよう
渋谷・新宿エリアは、複数の鉄道路線を利用でき、オフィス、学校、商業施設、飲食店などが集まっているため、外国人の短期滞在や中長期滞在に適したエリアです。
家具家電付きのマンスリーマンションを利用すれば、一般賃貸のように家具を購入する必要がなく、来日後すぐに生活を始めやすくなります。敷金・礼金や保証人が不要な物件もありますが、清掃費、光熱費、事務手数料などが別途必要になる場合があるため、表示家賃だけではなく総額で比較することが重要です。
また、「外国人歓迎」と表示されていても、英語対応の範囲、契約書の言語、緊急時のサポート、必要書類、支払い方法は運営会社によって異なります。
物件を選ぶ際は、次の項目を総合的に確認しましょう。
- 入居期間全体の支払総額
- Wi-Fiや家具家電の内容
- 駅から物件までの経路
- オートロックや防犯設備
- 英語・多言語での対応範囲
- 保証人と入居審査の条件
- キャンセルや中途解約の規定
- 入居中の緊急サポート
- 延長や退去手続きの方法