2024.09.08 島根のどこが好きなのか、あらためて考えてみた。前編 島根のどこが好きなのか、あらためて考えてみた。前編 今日開催した読書ワークショップに、お嬢さんが島根の大学へ進学した、という女性が県外から参加してくださいました。 昨年から、講師のDOOR BOOKSTOREオーナー・高橋さんを慕って遠方から通ってくださり、私たちもいろいろなお話をさせてもらったのですが、今回は娘さんが4回生ということもあって、「娘は島根の皆さんに支えられてきました」ということばをたくさん頂き、誇らしく思いました。 また、午後から来てくれたくらしアトリエスタッフの娘さんは県外の大学に通っているけれど、毎日くらしアトリエのインスタグラムに「いいね」をしてくれます。 なんでも、いい文章だったときはお母さんに報告をしてくれるらしい…これもとても嬉しく励みになりました。遠くから、島根のことを少しでも気にかけてくれていると思うと、心強くもあります。 1.自然が豊か 県庁所在地から少し離れるだけで、いや、なんだったら県庁から車で10分も走れば、自然が残っているような土地柄です。うちから30分で海、10分で湖、30分で山。視界のなかに必ず自然の色があって、安心します。 大学受験の時、東京のコンクリートジャングル(!)に2泊しただけで「ここで暮らすのは無理だな」と思った私。…まあ、結果として暮らせなかったわけですが、今は、都会も好きだけど、暮らすならやっぱりのんびりした田舎がいいな、と思います。特に松江や出雲は住むのにほんとにちょうどいい、田舎過ぎない田舎です。 2.食べ物がおいしい お米、卵、牛乳、魚、野菜。どれもとてもおいしい。 一生懸命、まじめに作っている作り手がたくさんいらっしゃいます。その人たちの存在を「知る」ということがどんなに大事か、暮らしの中で身を持って感じました。ただ買って食べるのと、「○○さんが作った野菜だよ」と言いながら食卓に載せるのとでは全然違う。そのことが、「シマシマしまね」のコンセプトにもつながっています。 木次乳業の牛乳、日本海でとれたお魚、奥出雲や雲南、吉賀など各地でとれるおいしいお米。どれも一番強く郷土愛を育ててくれるものだちです。 3.芯のある人がいる 多いかどうかは分かりませんが、「根っこをしっかり持った人」にお会いする機会が多いです。 柔軟な人もいれば、頑固な人や閉鎖的な人もいる。でも、心の奥のところでの郷土愛はとても大きいのでは、と感じます。 フラットな気持ちでいろんな意見を聞くことができる人も素敵だけれど、守りたいがゆえに攻撃的になったり、守りたいがゆえに閉じてしまったりする人もいて、それも、今の活動をしなければ分からなかったことです。 今はそれぞれの立場がなんとなく理解できるし、それゆえの行動だと思うといとおしさを感じます。